届いた。
- 作者: はすみとしこ
- 出版社/メーカー: 青林堂
- 発売日: 2015/12/19
- メディア: 単行本
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よくはすみとしこさんの見解がイラストと共に語られている。本書の出版に圧力をかけようとする人々の方がはるかに不見識、言論封殺。話題となった難民の少女の絵についても、難民の動向に疑問を持って当たり前だと。本当に政治的な圧政に耐えかねて国を出たのか?ここではいやだ、この国には行きたくないと、要求がエスカレートするのを容認していいのか?などなど、ごくごく当たり前の疑問のもとにこのイラストが成立している。
本書を読んで、描かれているシーシェパードや、在日朝鮮人たちを一方的に断罪するような記述、描写はまったく見られなかった。みんなわかっていても、左の教育の成果で、なんとはなしに口にするのをはばかってきたことだけ。逆に、いうべきことを言わないからこそ本当の問題が解決しない。はすみとしこ氏に批判的な人たちがどう反論してくるのかぜひ私は知りたい。
*1:id:yasugoro_2012 さん、Amazonの書評にも私は共感します。書評を読むと、出版に対する圧力と、その圧力への正論であるべき反論を感じます。当初の炎上、そして、出版に対する圧力は本来のはすみ氏の趣旨をとらえていない圧迫、批判であったと私は考えます。反対賛成の両論があるべき社会問題に対する風刺画を問題にする方々のメンタリティの方が問題であると私は考えます。風刺画を問題する方々のメンタリティは、シャルリー・エブドへのテロへ繋がる圧力ではないでしょうか?ちなみに、ご指摘のイラストは本書においては、より写真との差がはっきりするように改変されています。元々の絵もよくみると背景も、服の模様も変えています。この絵までもどって問題を考えるべきだと想い、意図的にわざわざ以前のイラストを探してきて、ここに貼りました。