HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

図書館って楽しい

先日、事情で図書館へ行った。正直、本を見る以外に目的があっていったのだが、やっぱりモチはモチ屋(?)、何冊か本を読んでしまった。

これむちゃむちゃおもしろそうだった。吉本隆明は対談*1くらいしかまともに読んだことなかった。なんとかいう全学連時代の本も買ったけど読み切れなかった。私の知的レベルなんてそんなもん。

これはがちがちな文学論っぽいし、源氏物語にもチャレンジしたい私にはよいかもしれない。

確か、山口さんが書評を書いていらした。いや、違うか。あ、Danさん?

これでも足りないという人は同著者の「失敗百選」をご覧頂くことになるが、3,780円の同書に対して、本書は735円。1/5の値段で同書のエッセンスを学ぶことができる。

404 Blog Not Found:失敗学ドリル - 書評 - 失敗は予測できる

あれ、"Passion For The Future"?

失敗学会という妙な名前の真面目な学会がある。

Passion For The Future: 創造学のすすめ

絶対本書の書評を読んだような気がするけど思い出せない。思い出せないといえば、昨日の英文学のタイトルも思い出せない。やっぱり劣化しているのかも。

ここで紹介すべきでないかもしれない。しかし、これは良書。職人というか建築関係者って結構言葉が苦手。というのは、彼らは図形とか、流れ的に考える。そのイメージの世界はモノのつながりであっても、言葉のつながりではない。この辺にコミュニケーションギャップがあって、その最たるものが建築基準法なわけで、言葉でイメージを伝えようとするのだから読みにくいことこの上ない。しかし、本書はかなり丁寧にイメージで法律を伝えてくれている。条文の番号が載っていないのがちょっとたまに傷だが、良書だ。

■紹介した本