仕事の上で考えてきたことにとても参考になる内容だった。
- 作者: 西成活裕
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2013/05/27
- メディア: 文庫
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というか、まずは生半な理解で西成先生の名前本ブログで使っていたことを今更ながら(ぐぐってみて)思い出した。恥ずかしい限り。
もうちょっと視点を引いて人口論的に言えば、いまは団塊の世代のあたりで「世代」の大渋滞を起こしている。
「大渋滞」をシミュレーションする西成教授の方法は、連続するセルを道路にみたてて、そのセルに車が入っているかいないか、一定の条件を満たせば進めるかといった構造だと聞いた。私が以前人口動態をシュミレーションするのにつかった、パイおりたたみ型の手法と同じだ。
「私はずっと母を嫌いだった。」 - HPO機密日誌
なんでまた佐野洋子さんの自伝的な作品に西成先生か・・・。うーん。
「シゴトの渋滞学」に「0.9+0.9+0.9=5」という話しがあった。これは、一人一人が「科学的余裕」を持って仕事に臨むことで多少のストレスがあっても生き残れる、また生産性高くシゴトができるという比喩で書かれていた。
以前、会社で働くことに意味を仲間の生産性をあげることを考えた。会社で働くのに「1+1+1=5」なら、3人がそれぞれ働いた方が気が楽だと。会社という組織を作って働くのであれば、仲間の生産性をあげる働き方をしないと意味がない。
3 x (1.00 ^3) = 3.00
3 x (1.05 ^3) = 3.47
3 x (1.10 ^3) = 3.93
3 x (1.15 ^3) = 4.56
3 x (1.20 ^3) = 5.18
3人だとちょっと、しんどいかな。
4 x (1.00 ^4) = 4.00
4 x (1.05 ^4) = 4.86
4 x (1.10 ^4) = 5.86
4 x (1.15 ^4) = 7.00
4 x (1.20 ^4) = 8.29
4人のチームで、2割メンバー全員の生産性を向上する働きができれば生産性が倍以上になるといっていい。
西成先生のおっしゃるように、お互いが利他的に行動することで、会社という組織は動き出す。意味を持つ。
もっと深いところまで書いていらっしゃる。また改めて書きたい。