さっきのエントリーをあげるのに、ちょっと続きを読み始めたらとまらない。いまさっき新聞配達のバイクの音がした。明日、いや今日か、長距離移動で大変なのに読了してしまった。
- 作者: 垣根涼介
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/09/28
- メディア: 文庫
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続けて続編まで読んでしまいそうな勢いだ。ほんとうに垣根涼介は女心を描くのがうまい。文庫版の解説を書いている篠田節子さんは、本書を手放しでほめててる。女性の評者が手放しで褒めるということは、女性の描写に違和感がないということ。いや、魅了されたくらいの解説の書きぶりだった。
女性の年齢をうんぬんするのは失礼ながら、Wikipediaを見ると篠田さんは垣根さんより年上の女性。主人公の真介の恋人、陽子が8才年上という設定は、篠田さんの女心をくすぐったに違いない。そう、「セカンドバージン」が女性視聴者から圧倒的な支持を得たように。
なるほどぉ、女性の側の気持ちが最初からはいってるんだね。
最後になりますが、この小説を書くに際して、新潮社の二人の担当編集者にはいろいろな部分で手助けしてもらいました。特に三話目と四話目は、彼女たちの協力なしにはありえない話であったろうことを、ここに付け加えておきます。
"垣根涼介 Dawning day, Dawning life" has moved. ==>> http://kakineryosuke.jp/