HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

伝習録を読み始める

これはかなり面白い。溝口さんの訳がよいのだろうか。

伝習録 (中公クラシックス)

伝習録 (中公クラシックス)

大学を卒業後、名古屋で溝口製作所を設立し軌道に乗せて弟に譲った溝口雄三は、名大大学院で入矢義高に学び、その後、東大助手、埼玉大学一橋大学を経て、戸川芳郎の招きで1981年に東大文学部に移った。

一周忌を前にした溝口雄三先生:小島毅、戸川芳郎追悼文 - 風信2011

実践経営行動を体験された方の言葉は説得力がある。いうまでもなく王陽明も学者としてではなく、地方の統治者という立場から自分を学び、立てた。私も願わくば、実践の学びとして伝習録を読み取っていきたい。

王陽明の言葉の端々に、道元の言葉と似たひびきを感じる。まだ言葉にならない。無理に言葉にするつもりもない。実践を積み重ねた方は、時代を超えて原理原則にたどりつくのだろう。