網野善彦さんの「日本の歴史をよみなおす」を読み直している。まったく新しい本を読んでいるくらい記憶がゼロクリアしている。
- 作者: 網野善彦
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2005/07/06
- メディア: 文庫
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気になるのは、さくっと天皇制に触れている部分。
江戸時代になって、武家に対する批判がでてきたとき、それにかわる権威は北朝ではだめなんですね。北朝は武家と野合し続けている天皇ですから、持ち上げようとしても持ち上げようがない。南朝があったからこそ、はじめて武家に対して対抗しうる権威として天皇をかつぐことが可能となっているわけで、南朝の存在がなければ、これは不可能だったわけです。だから、明治天皇は北朝の子孫なのに早くから南朝を正統とすることに決めたのだと思います。
参考は、こちら。
私はどちらかというと、こういう気持ち。
此処迄、「万世一系」=「男系によって連綿と続いてきた単一の皇統」が維持存続されて来たとなると、最早(もはや)、理屈等抜きに、日本の皇統の「伝統」である「男系継承」を今後も護っていかねばならない、と私は強く思った訳ですが、皆様は一体どう感じられたでしょうか?
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