HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「電脳コイル」

無料で放映中ということで、ひたすら見てしまった。まだ、やっと9話13話。なかなか面白い。

電脳コイル』(でんのうコイル、COIL A CIRCLE OF CHILDREN)は、磯光雄原案・初監督の日本のテレビアニメ作品、およびそれを原作とした宮村優子の小説作品。もしくは、同作品に登場する現象の名称。2007年5月12日から12月1日まで、NHK教育テレビジョンにて毎週土曜日18時30分から放送された。全26話。

電脳コイル - Wikipedia

2007年の放映をいまごろ見ているのだから、私は世の中からはもう4年も遅れている勘定。

1話の最初の場面が建設現場だったが、電脳空間にすべての空間情報が記録されるのはそう遠くない未来かもしれない。カーナビがあるから不思議でもないが、道路情報はよくでデジタル化されている。上下水情報もほとんどデジタル情報になっているはずだ。どれだけ重ね合わせられているかは別なのだが。今後、拡張現実のアプリケーションは広がるのではないだろうか。位置ゲーだけではもったいない。

中でも、建設現場の空間情報とウェラブルコンピューターによる現実と設計図等との重ね合わせは有効だろうと考える。

また、空間を電脳空間と重ね合わせるためのデバイスも開発されている。

先日の古田先生もおっしゃっていたが、リアルをいかにリアルタイムで電脳空間として取り込めるかのセンサー/デバイス技術が重要になっていくだろう。そして、建設現場や工場、あるいは交通制御の場面で実用化されていくに違いない。

ちなみに、「電脳コイル」自体は拡張現実のピカピカした空間と整理整頓されたデータの裏側のなにかほのくらい部分に焦点をあてた物語。現代版の百鬼夜行、除霊といったところか。