HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「歩き回る経営」

パナソニックグループのある会社さんにお邪魔したときに、「Management By Walking Around」という言葉を聞いた。「現場主義」という標語よりも、視線がやさしい。管理職層がきちんと足を動かし、目配りをしている様子が伝わってくる。

「事件は会議室でおこっているんじゃないんだ。現場でおこっているだ。」というのは、至言だ。だが、会議がすべて悪い訳ではない。必要なタイミングで、必要な人たちに、必要な情報を分配し、適切なディスカッションをおこうための会議体の設計はとても大切だ。民主主義のよさも「議会」、「議決方式」という会議の形の設計に成功したからこれだけ世界に普及したのではないだろうか。

「歩き回る」経営の視線には、生産の現場のツールボックスミーティングも、お客様との打ち合わせの場も、設計された定例会議の場も、社内でのノミュニケーションも、すべて含まれている。ふっと陥りがちな、じっとひとりで坐って仕事をしているフリをしているのでは「歩き回る」にならないことも意味している。

「歩き回る経営」を実践したい。




お、そうなんだ。

活動的な戦略は、活動的な情報収集と活動的な問題解決が必要である。ヒューレット・パッカード社を操業したウィリアム・ヒューレットとデビッド・パッカードは、「歩き回る経営 (Management By Walking Around) 」を考案した。シニア・マネージャーが、自分の机に居るよりも、従業員や顧客や供給者を訪ね回ることを推奨する経営様式である。多くの人々との直接のコミュニケーションは、机上の空論で終わらない、実行可能な戦略を構築する際の確固たる基礎となった。

経営戦略論 - Wikipedia

遠からずともと自己評価しておこう。