HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「ゴールデンスランバー」

最初、政治と陰謀というテーマかと思ったが、それは全然背景でしかなく、マスコミと権威の癒着の恐怖について実に見事に描いていた。

ゴールデンスランバー (新潮文庫)

ゴールデンスランバー (新潮文庫)

なんていうか、堺雅人はもう当て書きしたとしか思えない。「信頼と習慣が最大の武器」という言葉が伝わってきそうだ。

ゴールデンスランバー [DVD]

ゴールデンスランバー [DVD]

もうずいぶん前にマスコミの恐ろしさを実感したことがある。あの身を破滅させられそうな感覚は独特だった。そして、いくつかの権威はマスコミに対して非常に影響力があることも知った。恐ろしい。心底恐ろしい。