恒久平和は実現可能だ。ちょうど映画を見る程度にひとごとにしてしまえばいい、戦いも恋愛も・・・。見られてるユーイチやスイトだってたいして真摯ではないのだから。
それとも、自らの生をかけて闘うか?
押井のスカイ・クロラには実現された恒久平和がいかなるものか随所に描かれている。さりげに米国がスーパーパワーではなく幾つかの共和国に分割されているとされる。対して欧州は連合国化している。企業も戦争を請負うばかりでなく飲み物から電化製品、車、飛行機にいたるまで独占的に供給されていることが暗示されている。「ワンゼロ」のアイツー社のようだ。戦争を見るものとしてしか捉えない人々は温和そうに見える。
あるいは、それはやはり期待ゼロの世界であり、金融という金融が死に絶えた世界なのかもしれない。
この記事に、政府の財政難=増税、もしくは緊縮しかない、という手法のトリックが見事に示されていますが、自国通貨を発行し、何故かそれに対して利子を支払わないといけない、という事について何の疑問も思わない人たちがいる中、それについて見抜いている人たちはちゃんといます。そしてそれが、現代において大衆が苦しむ一番の元凶なわけですが。
江戸幕府から明治政府になった時、何故か国が利子を払わないと通貨が発行できなくなった弊害に気づいている人たち ブッダの弟子