HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

反予知夢

これってちょうどさかさまだったのかな。見事にはずしている。ちなみに、書いたのは2008年10月。リーマンショックのあたり。

内需も拡大し、賃金も上昇し、おだやかな成長路線に入ることができた。

08年以降まともに成長していないし、財務省と日銀も政策目標をひとつにしているようには見えない。

金融危機の中、発展途上国は次々と通貨危機を迎えたが、日本型の信頼を重んじる伝統的な経済体制を受け入れることを条件に、円建ての借款を行い、円ベースでの通貨圏を拡大することに成功した。

ま、また金融危機は起こったけど、発展途上国ではなくていわゆる先進国が軒並み金融危機状態。円高にこそなれ、円が通貨圏を構成することすらおぼつかずにいる。またとないチャンスな気はしているけど。

放射能除去装置をはじめ、宇宙エレベーターなどの開発により、無限のエネルギーが実現化されるのも時間の問題であると確信されていた。

まったく放射能除去装置なんて発明される気配もない。こんなに原発の危機を迎えているのに・・・。先日、関連の方にお話を伺う機会があって、イノベーションが起こっている気配はあるようだが、コスモクリーナーにはほど遠そう。

日本が米国の五十一番目の州になったと米国政府アナウンスされ、国連で承認されたのは、それからまもなくのことであった。ここに現存する唯一の千年王国であった日本は消滅したのだった。

ま、でも、だめだめな日本でいるからこそ、いまだに生きていられるのかもしれないという気もする。これがリーマンショック以後、現在のEUだの、米国だのの危機の中で日本だけ繁栄していたら、それこそ武力の行使にいたる不穏な動きが産まれていたかもしれない。中東の「春」にしろ、英国・米国のデモにしろ、中国の「一揆」にしろ、職のない、将来が不安な若者がそこにいる。弱いものたちはナショナリズムに走りがちだ。いつ矛先が国内の政府から、海外で繁栄している国に向かうかわからない。

いずれにせよ、はずれまくりな予想しかできない自分がなさけない・・・。

結局日本のよさって、生活レベルの生活習慣のような気がする。