HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

大奥をおこらせてはならない

改革をするときに、どうしてもいい聞かせられなかったのが大奥なのだそうだ。そして、改革の旗手と言われた人々が案外もろかったのは、大奥のご機嫌を損じたからだそうだ。

詳しくはまた後ほど。

江戸の経済システム―米と貨幣の覇権争い

江戸の経済システム―米と貨幣の覇権争い

サボタージュを起こすとどうしようもなくなる人たちっている。自分たちの価値をしっているから、サボタージュをおこさせないためなら周りに相当「脅し」をかけられる。組織としては、そういうことに乗っては行けないと重々わかっていても、どうしようもない。

表題にもどれば、水野忠邦は大奥を怒らせて失脚したのだそうだ。

大奥という極端に自由のない世界で、人よりおいしいものを食べ、豪奢な装飾に身を包むのが楽しみな方々を、倹約令などで怒らせてしまったらしい。なにより、権力を掌握するまでは大奥のご女中の力を借りたのに、握ってからはないがしろにしたのが気に入らないと。

他山の石にするしかない。