いや、知らなかった。
- 作者: ラニー・エーベンシュタイン,大野一
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2008/01/24
- メディア: 単行本
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家庭を大事にしていたフリードマン教授が想像できない。
変動相場制にまさるともおとらんじゃないかとびっくりしたのがこれ。
個人の消費は、一時所得でなく、恒常所得に応じて決まる。二つの所得を峻別することで、(ケインズの)消費理論の修正が可能になった。
これは当然に財政政策は不要だという結論を導く。
財政政策批判
政府によって実施される財政政策は、財政支出による一時的な所得の増加と乗数効果によって景気を調整しようとするものであるが、フリードマンによって提唱された恒常所得仮説[1]が正しいとすると、一時的な変動所得が消費の増加に回らないため、ケインジアンの主張する乗数効果は、その有効性が大きく損なわれる。そのため恒常所得仮説は、中央銀行によって実施される金融政策の復権を求めたフリードマンらマネタリストの重要な論拠の一つになった。
ミルトン・フリードマン - Wikipedia
私自身の家計の行動を見ていても、消費というのはくせみたいなものだ。だいたい、上がり下がりがあってもこれくらいだろうと自分で思っている収入に追いついてきてしまう。
ということは、内需拡大というのは、財政を出勤させることではなくて政府が安定しているんだよ、将来もいまもらっている収入は保証はできないけど安心してていいんだよ、というメッセージを送れるかどうかではないか?
すぐ消えた「恒久減税」と半永久的な「暫定税率」
こういう感じを多くの人が持っていること自体が問題。