「官製不況」もとうとう国際デビューを果たしたそうでなによりです。
The world’s second-biggest economy may be teetering on the brink of what the Japanese call kansei fukyo, a “recession brought about by government policy error”, that has crushed activity in the construction sector and threatens to drive hundreds of small firms into bankruptcy.
http://business.timesonline.co.uk/tol/business/markets/japan/article3073560.ece
ぢゃなくって!これはとんでもないこと。どなたかが書いていらしたけど、日本人自身が自信を失っていることを世界にアピールしてしまい、日本の特殊性がお金を引き入れていたのが、波が引いている。
日本経済新聞
冷静になって考えてみれば、ずいぶん前からこの国を中央集権的に運営していくには巨大すぎて統制できないことはわかっていたこと。年金ひとつ、建築基準法ひとつ、金商法ひとつとってみても、全国一律で規制しなければならないことの大きなリスクがあった。道州制で実は経済圏を別々に扱うということよりも、規制の実験、規制のやり方自体を道州で競わせることができたかもしれないことにあったのではないだろうか?
- 作者: 大前研一
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途中から大前健一という人はグローバル経済の手先ではないかと思っていたが、いまの時点から考えれば、「規制」のやり方こそがグローバル社会においてもっとも重大な競争力の原理であるという当たり前の観点から、ひとつの日本では「規制」のやり方が息詰まることに気付いていたのではないだろうか?国のシステム自体をシンプルにしなければ、国が破たんすることも大前さんには見えていたのだろう。
政治を分割することのメリットはあまり少ないと昔から思っていたのだが、国政に近いレベルの「規制」の方法で如実に経済や生活といった部分で成果が見えるようになるのなら、「赤信号みんなで渡れば怖くない」式の巨大なリスクを抱えるよりも、実験可能で修正可能な人口1000万人程度の「規制」対象区分で政治力も競わされることになる。
どうもその辺が私にはわかっていなかった。
■参照
こういう感覚が大事だなと私は思う。
人間世界だとグローバル化は上手くいくように見えて、動物世界でそれやると悲惨な未来というのは、やっぱり山とか海とか暑いところとか寒いところとか、変わらない障壁が役に立っているような
Twitter / medtoolz: 人間世界だとグローバル化は上手くいくように見えて、動物世界で ...
実は本エントリーの"inpired by"な発言。ありがとうございます。