HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「道ハ礼楽ヲ謂フ」

「述ベテ作ラズ、信ジテ古ヲ好ム」ということばに孔子の自分自身を歴史のうちに投げ込む決意があったことに驚く。

少しずつだが古人の学びに対する態度を近しいものと感じるようになった。

どなたかがいまを知るためには戦中を知る必要があり、戦中を知るためには戦前、そして明治、維新とさかのぼらざるを得ないのだと教えて下さった。

司馬僚太郎の「峠」が好きだったのも文字を刻むように読んだ、いや見続けたという河合継之助の学び方に真摯なものを感じたからかもしれない。

維新以後にあるのは江戸期のひとびとの学びにあったのだと私は信じている。

これから未来を生きるのに必要なのはこうした学びそのものではないだろうか?

本居宣長〈下〉 (新潮文庫)

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