国生み
The Birth of Land
がらんどうがあった
There was void.
がらんどうしかないけれどまんなかはあった。
There was only void, but a void had a center.
そのまんなかをみると、ああたかいなあというかんじがあった。とうといものがあるぞというかんじだった。
Looking up into that center, there's a feeling of oh so high. There is something noble there.
ほお、きれいだなあというため息と、力強いなあというため息が生まれた
...
くらげみたいにただよいはじめた。
Yes, like a medusa, it drigted.
....
けもののあぶらのようにうかびはじめた。
....
そこにはるにもえるあしのめのかたちがすーっとあらわれた。
....
このおもいがあつまり、おとこのかみとおんなのかみになった。
Those emotions became a god and a goddess.
おとこがみ、なはいざなき、おんながみなはいざなみといった。
The name of the god, Izanaki, and the name of the goddes, Izanami.
ふたりはたったいまうまれたばかりのふたつのはなのようにふるえ、かたをよせあっていた。
Trembling, like two newly opened flowers, Izanaki and Izanami stood together, shoulder to shoulder.
すんごい忘れまくっていることに気づく。あとで修正する。
「国生み」は、C.W.ニコルさんやらくだこぶにさんが、古事記を現代の日本と英語におこしなおしたいくつかの物語のうちのひとつだ。イザナキとイザナミの美しい物語だ。これを「素語り」といって、ごく子供のころに一人で暗唱した。まだ英語をよく理解していない時期だったので、英語をそのまま音で覚えた。ずいぶんたってから暗唱しなおしてみて、初めて自分が英語の意味をとれることを発見してびっくりした。言葉はやはり音だ。
国生み ~がらんどうがあった~: HPO:個人的な意見 ココログ版
↑でリンクさせていただいた「国生み」のパフォーマンスはすでにネット上にないようだ。残念。
つーか、アマゾンで発見。
- 作者: C.W.ニコル,らくだこぶに,高松次郎,Clive N. Nicol
- 出版社/メーカー: ラボ教育センター
- 発売日: 1979/12
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