HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「物欲の果てに...」

まぁ、そういうことだ。

うーん、あられもないというか...関連検索にいたっては目を覆いたくなる。

いまなにか欲しいものがあるか、実はたまたま今日リストアップしてみた。

モノではないな、と改めて思った。PDAがほしいの、新しいPCがほしいの、デジカメがほしいの、ぎゃあぎゃあさわぐこともあるが、あまりこの年にもなると子どものころのような欲しがりかたはしなくなる。ほしくてほしくて仕方なくて、お小遣いをためて買ったスパイ望遠鏡のような「モノ」の輝きはすでに感じない。「モノ」を手に入れること自体の喜びはすでに過去のものだ。

物欲ねぇ...もしかすると誰でも「モノ」がほしいのではなく、「モノ」にまつわるどきどきやわくわくがほしいのかもしれない。あ、いや、そいつはシュガーマンだな。読んだばっかりじゃん!

そう、あえて言えば、稼ぎ続けられる力がほしいかな。商売を続けることは、生き続けることなのだ、私にとって。

それは、たとえば朝玄関先で靴を履くくらい自然なこと。まだもや霞む朝の空気の中に歩き出すくらいあたりまえの習慣。

ただいつのまにか靴が擦り切れてしまうように、よい天気も嵐の日もあるように、生き続けることは平穏無事でいることとイコールでは決してない。

ちと、物欲から離れすぎ、格好つけすぎだな。