HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

二回転半宙返り

あれはいつのころだったか当時お仕えしていた上司に言われた言葉。

「お前は、もっと普通に考えられないのか?同じ結論に達するのに、いっつも二回転半宙返りしているぞ。」

そっか、やっぱどっか思考が有能な方々とはずれてるんだなと自覚した*1。デボノの「水平思考」とか小学校だか、中学生だかの頃に買った記憶があるのだが、とうとう読まずじまいだったのがいけないのだろうか。

水平思考の世界―電算機時代のための創造的思考法 (1971年) (ブルーバックス)

水平思考の世界―電算機時代のための創造的思考法 (1971年) (ブルーバックス)

De Bono defines lateral thinking as methods of thinking concerned with changing concepts and perception. Lateral thinking is about reasoning that is not immediately obvious and about ideas that may not be obtainable by using only traditional step-by-step logic.

http://en.wikipedia.org/wiki/Lateral_thinking

[試訳]
デボノは、「水平思考」を考え方や見方を変化させることに関する思考法だと定義した。水平思考は、必ずしもすぐに明らかでない推論と伝統的なステップ・バイ・ステップの論理では結論を出せない考えである。

あー、違う、そもそもこういう方向につながること自体間違ってる!そもそも、昼飯の時間削って私はなにを書いているんだろう?!

なんつうか、自分自身だってフツーに暮らしているのを見れば、論理的になんか生きちゃいない。これから食べに出ようとしている立って、昼飯決めるのにステップ・バイ・ステップの論理などではなくふらっとでて、目についたところに入るに違いない。まして、論理の上に論理を積み重ねるなんてフツー必要ないわけだ。微積分が日常生活に必要ないのと、同様にね。

「腹減った、ぢゃ、メシ食いに出よう」でよいわけで、「昼飯ってなんだ?どういう合理性があって、腹がすいているんだろう?」と疑問に思うとか、そもそも腹が減っているのにこんなことを書き続けている私がおかしいのだという証明みたいなもんだ。

捨てちまえ!

と自分に言い聞かせるのだが、あ、いや、これ以上書き続けることが「二回転半宙返り」を続けることに他ならない。

昼飯食いにいこっと♪

*1:あ、誤解を避けるためにひとこと言わないといけないのは、この上司を私は今でも大変尊敬している。本当に有能な方だった。いまでも爪の垢を煎じて飲みたいくらいだ。本当に。