http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20050613/1118625198
随分以前にSharkyさんのブログの「意訳」にトライした。あと、シグナルと効用の交換の問題にも解決をつけたい。
そうそう、シュミレーションに決着をつけたい。(と、いうことはPythonの学習はあきらめてスパゲッティーBasic言語で組むということだな)
一応、以前組んだ限りでは、シグナルのインパクトというものが強くならないと、単にCを高くする(スモールワールドネットワーク)だけでは、あまり全体の「同期」がとれるようにはならないようだった。
逆に自分で持っている数値をあいてに贈与するモデルというか、効用の交換というか、そういうモデルでは、なんらかの動的なequilibirumな均衡を保つ状態になりやすいということがわかっている。
ここで、ブックマークだの、RSSだの、参加者の発信だのが増えてかつ緊密化していくなかで、ネットワークの構造体から予測される閾値を越えたインパクトを持つ情報は、全体へのシグナルとなり伝達されいくようになるのではないか?
これは、パーコレーションの問題ともつながる。つまりは、増田さんに教えていただいたように伝達経路のトポロジーの問題と、ノードが「感染」して、「発症」して、「ウィルスをばらまく」かどうかの問題と等価だ。ただ、今回起っていることはCがあがるとかいうよりも、ブックマークとかRSSとかを通じて伝達経路が便利になればなるほど、巨大ハブが出現するという問題なのかもしれない。
やまぐちさんとのやりとりもなぁ、ヒントいっぱいなんだよなぁ。例えば、「相転移っていっても結局人間さまのコストの問題といっしょじゃん!」とか。
逆に、信頼性、情緒をともなった個人個人の価値に基づく交流というものは、情報社会といわれるリアルのテレビだの、電話だのがある中でも一定の数なり枠の中で納まっている現状と同様に、ブログ界隈でも多少のフラグメントがあったとしても、一定の均衡状態に早晩陥っていくのではないだろうか?
この辺をなんとか早くプログラムなりシュミレーションとあわせてプレゼンできるようになりたいものだ。
あ、ただあれだな、finalventさんが心配してらっしゃるのは、このインパクトといったときの価値観の問題だな。まあ、これだけ便利なツールがいっぱいあって、匿名でもなんでもできる環境になっても現状維持型、エンターテイメント型の情報価値しか「消費」する側が選択しないのなら、それこそ「日本教の社会」ということで、天秤がひっくりかえるまで、変わりようがないということだな。