ゴジラが突然私の生活に現れた。「アラレちゃん」風の女の子キャラをNetflixの予告で見た時には、全く観る気になれなかった。しかし、円城塔が関わっていると知って俄然気合いが入った。
——なるほど。制作サイドからの要望に対して、つじつま合わせをするような役割でしょうか。
円城塔 よく言えばそうですね。最初の打ち合わせから2回目くらいで、高橋さんは「『メッセージ』みたいにしたいんだよ!」と言っていて(笑)。
『ゴジラ S.P』円城塔インタビュー 実験と笑い、ポップで新たなゴジラの誕生 - KAI-YOU.net
いやいや、実際の作品を見れば、製作サイド、監督の意思を超えてかなり円城氏の「好み」がぷんぷんするとしか思えない。ごく一例だが、「屍者の帝国」のひとつのクライマックスは「屍者」(自動機械)による巨大な計算機関の場面だ。この場面はかなり円城氏のがノリに乗って描いていた。S.P.においても究極の計算マシンが出てきたりする。さらに、円城氏はロードムービー的展開が好きだ。神野銘はあそこまで世界各地を転戦する必要があったのか?
・・・・、とか書きかけたまま二週間が経ちシリーズそのものが終わってしまった。AIと人間などもうちょっと違う観点が必要かなと。また気が向いたら続きを書く。