HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

空海百話 「それ境は心に従って変ず」

空海百話」を読んでいて、真言宗であったよかったと改めて「発見」している。「性霊集」の言葉。

環境というものは、心の状態によって変わってくる。心がウツウツと楽しまず暗い気持ちの時には、まわりの何を見ても楽しくも面白くもない。いや、人が笑っていたら、腹が立ってくるというものだ。一方心というものは、環境の影響をうけて移っていく。静かな落ち着いた環境におれば、自然と心も穏やかに落ち着いてくるものである。したがって心と環境はお互いに影響しあっているもので、そこに人の正しく生きる道の奥義がある。

弘法大師 空海百話

弘法大師 空海百話

「自分の心を高める」、そして結果として、「経営を伸ばす」。そう盛和塾では教えていただいている。まさに、空海弘法大師様の言葉と稲盛塾長の言葉は重なっている。自分で修行を続けて、自分の人生そのものが修行であると自覚して、心を高め続けることが一番大事なのだろう。逆に言えば、子供達や、成長中の社員などのためには、心を高められる環境を整えてあげることがとても大切なのだ。

とどまることなく、現状に満足することなく、心を高め、経営を伸ばして行きたい。