「空海百話」を読んでいて、真言宗であったよかったと改めて「発見」している。「性霊集」の言葉。
環境というものは、心の状態によって変わってくる。心がウツウツと楽しまず暗い気持ちの時には、まわりの何を見ても楽しくも面白くもない。いや、人が笑っていたら、腹が立ってくるというものだ。一方心というものは、環境の影響をうけて移っていく。静かな落ち着いた環境におれば、自然と心も穏やかに落ち着いてくるものである。したがって心と環境はお互いに影響しあっているもので、そこに人の正しく生きる道の奥義がある。
- 作者: 佐伯泉澄
- 出版社/メーカー: 東方出版
- 発売日: 2011/03/01
- メディア: 単行本
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「自分の心を高める」、そして結果として、「経営を伸ばす」。そう盛和塾では教えていただいている。まさに、空海弘法大師様の言葉と稲盛塾長の言葉は重なっている。自分で修行を続けて、自分の人生そのものが修行であると自覚して、心を高め続けることが一番大事なのだろう。逆に言えば、子供達や、成長中の社員などのためには、心を高められる環境を整えてあげることがとても大切なのだ。
とどまることなく、現状に満足することなく、心を高め、経営を伸ばして行きたい。