HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「土俵の真ん中で相撲をとる」

稲盛塾長の言葉。最近、つくづく本当にそうだなと感じる。

「土俵の真ん中で相撲をとる」


私はいつも「土俵の真ん中で相撲をとれ」と言っていますが、それは土俵の真ん中を土俵際だと思って行動しろという意味です。
学生時代、皆さんも試験直前になって、あわてて一夜づけをした経験があると思います。そして間に合わず、破れかぶれで試験に臨んできた人も多いことでしょう。試験の日時は決まっているのですから、いい点を取りたいと思っているなら、早くから準備をしていればいいのに、多くの人はそうしようとはしないのです。

また、相撲を見ていても、俵に足がかかると馬鹿力を発揮して、うっちゃりをする力士がいます。あのくらい馬鹿力が出るなら、土俵の真ん中で出せばいいのに、といつも私は思います。

実は、人生も同じなのです。土俵の真ん中にいるときには、余裕があるから安心してしまい、行き詰まってからあわてるのです。
常に余裕がないと考え、瀬戸際にまで追い詰められる前に力を振り絞るようにしなければなりません。また、土俵際つまり窮地に陥らなくても、リスクが想像でき、事前に手を打てるようでなければなりません。

安全弁を置いた進め方をしなければ、人生も仕事も経営も決して安定したものとはなりえないのです。

土俵の真ん中で相撲をとる - 盛和塾シリコンバレー

塾長のお言葉になにも付け加えることはない。本当に仕事をしていて、土俵際のがんばりこそが自分の仕事だと想っている奴に会う。いや、自分自身か?土俵の真ん中でこそド真剣に緊張感を持って相撲を取りたい、仕事に臨みたい。