HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「真実の中国史」

たまたま本屋で見かけて一気に読了。中国近現代史を私にとっては新たな視点で読み解いていて興味深かった。

考えてみれば、中国はいまだに地方地方の「方言」が激しくて、中国人同士ですら「通訳」が必要だという話しは認識していた。著者の宮脇淳子氏とご主人の岡田英弘氏は、この前提に立って清朝の崩壊から地方毎、言語集団単位でのみ信頼が成り立っていたという考えから歴史を読み解いて来られた。太平洋戦争の「原因」を追求してきた私からするとパズルのピースというより、あらたなパズルの台紙をもらった気持ちだ。

もう少し詳しく後ほど書きたい。