いや、思想ですらないかな・・・。主張のし合い。「1984年」のウィンストンの仕事は歴史の改竄だった。
ついこの間まで現実の現代においてウィンストンの仕事は小説の中の話しだと思っていた。このところ、戦後史を調べれている。調べれば調べるほど、自国の現在の政治体制に併せて歴史が改編されているのだと知った。中国、韓国、台湾でもここまで徹底しているのかというほど、現在の政治体制のために改編されている。

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台湾ですら、根本元陸軍中将の歴史は消されていた。たまたま会った台湾の友人に確認した。金門島の戦闘は知っていても、日本人が戦闘の顧問として参加していたことは全く知らなかった。

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正直、自国の歴史をどう教えようと他国からはどうにもできない。嘘だろうと、改竄だろうと、思想統制だろうと好きにすればいい。ただ、日本の歴史について他国から指図されて改竄するのはやめろといいたい。
エゴかもしれないが、日本の国民は日本の歴史の価値をすくなくとも初等教育では教えられるべきだ。
■歴史と「みにくいアヒルの子の定理」
歴史的事実を肯定する述語と、否定する述語の数は等しくできる。
国内の政治とは、ことなる利害関係の中でひとつの国、自治体として、体系だった価値体系を築こうとする営為だ。
従って、すべての歴史的な言辞は政治的だ。価値観を含まない歴史は存在しえない。