女性に「女は女にとっても謎、だけど魅力的」と言ってもらえると、とても安心する。
男性にとっても女性にとっても「女」は謎に満ちた「異なる者」=「異性」。女自身にとっても女は謎。その謎をもっとも多様に纏っているように見えるのは若い女性。表象になぜ若い女性が多いのか(男だけでなく女もそれを欲望する)を性差別構造という解答以外で考えると、こういうことではないかと。
— 大野左紀子 (@anatatachi_ohno) October 4, 2018
ずいぶん以前に自分の娘がなんだったか忘れたが夜になってからあるものを欲しがってもう遅いから諦めなさいと言った時に、「だって、私は欲しいの!」とめずらしくだだをこねたときに、ああ、この子は本当に女子なんだなと実感した。たしか、まだ1歳だったか、2歳だったか。自分の魅力が通じる相手は誰なのか、どう話しをしたら相手に自分の想いを使えられるかよくわかっているのだということが伝わった。
女の根っこは確かに深い。深いからこそミステリーなのだ。
「わたしゃ、闇に戻るのさ。わたくしが月だった前にいた闇にね。誰がわかるというのだね、誰がわかるというんだね、誰が言えるというんだね、わたしがなんであるかを、女がなんであるかを、力のある女を、女の力を!それは、島の根っこより深く、創造の時よりも、月よりも古い。いったい誰が闇に聞くというのだい。誰が闇のその名を聞くというのだい。」
女性の深さ - HPO機密日誌
当初、暴力が男子の専売特許だった時代がながかったから、女の手練手管が生まれたとというエントリーを書こうかと思った。しかし、この大の大野氏のツイットをみてル=グインを思い出した。