HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

Fifty Shades Freed

とうとう三部作目を見てしまった。以下、ネタバレ全開。

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"Fifty Shades Glay"と"Darker"では、まだ「秘すれば花」の部分があった。そして、主人公の女性、アナスタシアがいかにグレイを受け入れるかの揺れる心と"Yes!"と答える行動のイニシアチブを感じられた。

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しかし、本作ではアナは単なるハーレクイン・ロマンスのヒロインの一人にすぎない。考えられないほどの贅沢もグレイから一方的に与えられたものにすぎないし、ふりかかってくる災厄にも受動的に行動しているにすぎない。それなのに、最終的には「女主人様のいうとおり」とグレイが言う?

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"Freed"という言葉にグレイの"Dominance"から"Submissive"への転換を予感して失望したのは私だけだろうか?もう少し、グレイ氏は深みのある男だと期待したし、アナには"Submissive"から"Dominance"への変貌を期待していた。