少し前からいきつけの居酒屋にいってものれんが出ていなくて、がっかりすることが続いた。言うまでもなくのれんはお店の営業のしるしだ。電気はついているようだが、のれんがないとはまだ準備ができていないかなにかだと想っていた。先日電気はついているので行ってみると、お客が入っているので行ってみた。のれんをどうしたのか聞いてみたら、古くなってやぶけてしまったのだという。
老舗の伝統を守ることを「のれんを守る」という。「のれんを守る」にも常にのれんを更新するだけの力がなければ守れないのだと改めて気づいた。古びたのれんでは、簡単にやぶけてしまう。常に新しくする力を家が、店が、会社がもっていなければ守れない。