恒例の新入社員研修の一部を受け持った。組織の役割について、自分と仲間によい影響を及ぼせるかどうかが組織の存否にかかわるといつも話をする。それぞれがお互いを信頼し、役割分担をすることによって相手の生産性を向上させることが組織の本質であると私は考える。お互いに生産性を向上させるのでないのなら、組織、会社など構成する必要はない。これを簡単な掛け算でいつも説明する。
一人当たり基本生産性 × 1.03 × 1.03 × 1.03 ・・・・ = 50 × 4.38 = 219人分の生産性
組織の構成人数と生産性向上 - HPO機密日誌
今年は、いわゆる「ゆとり世代」であり、「ブラック企業」気質への嫌悪感が強いと思われるので、逆の話しをした。つまり、人がいて自分がこれくらい手をぬいても問題ないかな、仲間に負担をかけても大丈夫かなと思うことがどれだけ恐ろしいかということ。
組織の構成人数と生産性向上 - HPO機密日誌
わかりづらいが、逆にみんながほんの少しお互いの生産性向上に努めた場合、一人あたりの生産性が1000倍にもなるというのがオリジナルの主張であった。ここでは逆に、一人分の生産性も出せない。当たり前だが、積極的に会社なんて組織する必要がない。ここの分水嶺をどう乗り切るかが組織の本質であり、社風の築き方の要であると私は信じる。