モンゴルの行き帰りで、先輩の学校の先輩の本と、モンゴルで苦労をされて学校を作られた方の本を読了した。両方ともすばらしかった。
学校の先輩の本からは、まさにこれからの経営者としての生き方のお手本を見た。苦学して米国の大学で学ばれ、その後、家族を養うためにも実業に進まれた。日本の技術的、資金的な裏付けを信頼から勝ち取って、事業を育成していかれる姿はお見事としかいいようがない。その後、ご病気をされたことから、人生と事業を見直され、事業を手放す覚悟をされた。そして、その会社は米国の株式市場で上場までされたと。ご自身も、M&Aした資金などから不動産事業を始めていまでは悠々自適を上回る人生を展開されている。
モンゴルの先輩の本も感動的だった。ある人から「信頼を勝ち得れば、他人の財布もあなたの財布になる」という格言が西欧にあるという。まさに、苦学生として日本に来られて「信頼」を勝ち得て、援助、寄付、基金、出資、そして借り入れという「他人の財布」を喜んで提供されて、モンゴルに学校を作られた話が見事に書かれている。感動してしまった。
【毒舌】ゆとりが会社の飲み会に参加したくない理由 - はたらく女おっさんの話も、割と役に立つと想うがのぉ。
2017/10/04 17:17
先輩の話というのは、百編返しのようだが、そこには砂金のような金言が含まれている。何トンという石をさらって、さらってやっと数グラムの金が得られると聞いた。人生の金言も、同じかもしれない。この金を手にできるかどうか、「若くして学べば壮にしてなすあり、壮にして学べば老いて衰えず、老いて学べば死して名が朽ちず」と佐藤一斎先生が書かれたと聞く。まさに。