先日、田川先生のお話を聞く機会があった。本書を読んで、あらためて書いてある通りの方であり、お会いした通りの方なのだと感激した。
- 作者: 田川茂
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2008/11
- メディア: 単行本
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ずいぶん前に一貫教育とはなにかを、自分の中の根本的な価値観をかけて議論した。一貫教育の意義を否定される事態に直面してだ。小学生は、生活の習慣が一番身に付く時期であり、中学生までで行動の基本的な姿勢は決まる。この小中学校だけでも、一貫した思想、信仰が流れていることがどれだけ大事か私は実感する。私はたまたま高校を全寮制の高校で過ごした。この時の体験は私の一生を貫くであろう。そう、一貫している。四十をすぎて、不思議なくらい高校の友人たちと接する事が増えた。学校の大切さをつくづく感じる。
幸い、多くの方々の力により、私を私たらしめてくれた一貫教育が否定される事態は回避された。
いや、私のことはどうでもよくて田川先生だ。
信仰を持つ事のすばらしさを、私は論じる資格はない。ただ、ちょっとした紛失物をした私の話しを真剣に受け止めていただいたことに感激した。ああ、この方はほんものなのだなと。これだけの大事業を創始し、運営されている方なのに、そですりあうほどの縁しかない私にまで真摯に対してくださったことに深く感謝する。