人からいただいた。あなたの仕事の立地だと絶対読むべき本だ、と。いや、すばらしい贈り物を頂いた。
インバウンドの衝撃 外国人観光客が支える日本経済 (祥伝社新書)
- 作者: 牧野知弘
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2015/10/02
- メディア: 新書
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この作者の牧野和弘さんという方を本書で初めて知ったが、実務の経験が十分な方だとお見受けした。ご自身の投資、コンサルティングの中で必要に迫られて「インバウンドの衝撃」について多くの資料を集め、高い知見を持って語っていらっしゃる。
昨年の夏に出された本なので、2015年のインバウンド(来日客)が1957万人とほぼ二千万人を達成したことは振れられていない。しかし、それでも世界のインバウンドランキングから言えばまだやっとベスト20入りをしたにすぎない。フランスの8千万人には遠く及ばない。
それと意外だったのが少なくとも14年までは中国よりも台湾からのインバウンドが多いという。それに韓国が続く。中国は三位。もっとも香港をメインランドチャイナに含めれば、堂々1位となっているようだ。ASEAN諸国などを考えれば、まだまだインバウンドの余力があると言える。
とはいえ、「オリンピック前からインバウンド、観光客が増える傾向」があり、「オリンピック後に減る」国もあるのだという。SNSがきっかけでブレイクした観光地など、とにもかくにもインバウンド、観光産業を成長産業として見るならば、まだまだやることはたくさんある。
ぜひこの牧野さんを当地にお招きしてご講演などいただきたいものだ。