私にとって「7つの習慣」とは、人生において大切なことを大切にすることにつきるとようやくわかった。
言うまでもないが、「7つの習慣」で提唱された時間管理は、仕事を「重要か、重要でないか」、「緊急か、緊急でないか」で4つにわけるところから始める。当然、人は「重要で、緊急」の第1領域から仕事を始めがち。ところが、次が問題。一般に次に手を出してしまうので、「重要でないが、緊急」の第2領域の仕事。本当に大切なこと、将来の改善の種などは、「重要だが、緊急ではない」ことに含まれていることが実は多い。ぜひ自分のやらなければならない仕事がたまっていると想う人は、やるべきこと紙にかきだして、それぞれ表のどこに書き入れるべきか整理してみることを勧める。

- 作者: スティーブン・R.コヴィー,Stephen R. Covey,ジェームススキナー,川西茂
- 出版社/メーカー: キングベアー出版
- 発売日: 1996/12/25
- メディア: 単行本
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この本の中のさまざまな「演習」の中で、私は2つを強く覚えている。ひとつは、「あなたの葬式で3人、弔辞を読んでもらうとしたら、誰になにを話して欲しいか」考えてみるという演習。もうひとつは、「大きな樽に大きな石と、小さな石と、砂利と、水を一番たくさんいれるには、なにからいれたらいいか」という演習だ。ぜひ自分で一度まじめにこの二つの演習を考えてみることをすすめる。人生において、なにが大切か、なにを優先すべきかが分かる。時間管理も、これらの演習も、人生の中で一番大切なことを、日々刻々の日常の生活の中でも大切にするということで、貫かれた考え方、生き方だと今日気づいた。
実は、今日、朝礼においてこの考え方について説明した。人に説明すると、そのことがらの成り立ち、つながりがを得てして学べるものだと改めて知った。