例によってギャラクティカ。ここのところリアルの世界でいかに同僚と、いや部下と目標を達成するかに腐心している。目標とは「三方よしの実現」なのだが、これはまた別の機会に。ああ、どれだけ自分でやった方が早いかと想いながら、目の前の目標に向かって行動させることに苦心していると、アダマ提督の姿が浮かんだ。
GALACTICA/ギャラクティカ 【転:season 3】DVD-BOX 1
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2009/05/22
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「Shoot me!」(私を撃て!)
全編を通じて、何度かアダマ提督は銃を部下に持たせて自分を狙わせた。これは、「お前がいうことを聞かないのなら俺は死んだも同然だ。危機はすぐそこにせまっている。死は近い。ならば、いっそここで俺を撃って殺せ」と。形は違うが、部下に接するのは同じ覚悟しかない。どうしても、それができないのなら私を殺せと。
あと上司に出来ることは、せいぜい部下の話しをえんえんと聞くだけだ。ああ、あと約束を守ること。
ギャラクティカのアダマ提督に戻れば、部下がもたもたしているとすぐに「Now!」(すぐやれ!)と命令する。話している内に、自分が都合が悪くなると、「Dismissed!」(さがれ!)と。任用を含めて、多くの判断ミスもしている。必ずしも合理的でない判断をいくつもしている。逆に、生きるか死ぬかのぎりぎりの戦場にいる臨場感が伝わる。
たまにまじで撃たれているし。二回かな?
敢えて比較すれば、新スタートレック、ネクストジェネレーションのジャン=リュック・ピカード艦長の部下に対する信頼と友愛に満ちたリーダーシップとは違う。
次々と危機が訪れるという意味では、似たところもあるが戦争状態にあることを背景にするギャラクティカと、単なる膠着状態である面はあっても戦争中ではないスタートレックとでは緊迫感が違って当然だ。にしても、これでもか、これでもかと全滅の危機に陥りながらもなんとか生き延びていくアダマ提督とギャラクティカの乗員にいまシンパシーを感じている。