森光子さんの死が案外ショックだった。
森 光子(もり みつこ、本名:村上 美津(むらかみ みつ)、1920年(大正9年)5月9日 - 2012年(平成24年)11月10日[1])は、日本の女優、歌手。
森光子 - Wikipedia
高齢化社会とは、大量死時代だという予感はずいぶん前からあった。しかし、実際にほぼ毎日のように葬式があることが日常になるのはやるせないものだ。
ごくごくおおざっぱに自分なりの予想でいえば、これから40年で127百万人あまりの人口が80百万人まで減る。40年で、47百万人。ということは、年間平均1.175百万人減る。今のところで言えば年間百万人超の出生数があるから、合計で言えば二百二十万人が死ぬ。実に人口の1.8%。1万人に175人。自分の職場やら、家族やら、そのまた親しい知人などをいれれば軽く一万人は超えるだろう。まさに毎日が葬式時代がもう来ている。
出生数は、2005(平成17)年に106万2530人で底を打った後、2006〜08年は109万人前後に盛り返し、09、10年は107万人台だ。06〜08年の3年間が、少子化の大きな流れにおける特殊な時期だったようだ。
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大量死時代の中でまた多くの人が希望を失ってなくなっていく予感がして恐ろしい。伝えられる産業の不振も内需が期待したほど伸びていないことに帰因する部分もある。正直、今日も高齢社会にどう対応していくかという勉強会に出ていたのだが、その中で流れたビデオに思わず涙した。
何とはなしに、森光子さんが多少ぼけてはいてもテレビに出続けていることが、いまの日本の医療技術だのをもってすれば、いくらでも生き続けられる証明のように思い込んでいた自分がいた。介護の苦労だの、医療費の増大だのを思えば、自然に亡くなるものはなくならせるべきだくらいの暴論をはいていたが、自分の身の回りに迫る高齢化を考えるととてもそんなことは言えない。