ちょうどiPS細胞の山中教授のノーベル賞受賞決定が伝えられた。iPS細胞の基本技術もウイルスによる遺伝子転送だ。がん細胞の「キラー」をウイルス技術により作り出す。

NHKサイエンスZERO ウイルスでがん消滅 (NHKサイエンスZERO)
- 作者: NHK「サイエンスZERO」取材班,藤堂具紀
- 出版社/メーカー: NHK出版
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山中らのグループは、体細胞を多能性幹細胞へとリプログラムする因子を探索する過程で、ES細胞に特異的に発現するFbx15という遺伝子に着目し、Fbx15をネオマイシン耐性遺伝子に置換したノックアウトマウスを作製していた。このマウスには明らかな異常は認められなかったが、山中らは『通常はFbx15を発現しない線維芽細胞が、何らかの方法で多能性を獲得するとFbx15を発現するようになる』との仮説を立て、ノックアウトマウス由来の線維芽細胞にレトロウイルスベクターを用いて候補遺伝子を導入した後、ES細胞の条件でG418[注 5]を添加して培養するという実験系を構築した。
人工多能性幹細胞 - Wikipedia
ガン治療には、口内ヘルペスのウイルスを患者のがん細胞に「感染」させる。「感染」によりがん細胞は死滅していくと。
必要なことはid:finalventさんが書いてくださっている。

- 作者: 藤堂具紀
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
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こうした技術が一般の臨床で使われる日が待ち遠しい。