どうにもわからない。
たまたま、日本経済新聞の書評に「未完のファシズム」を見つけた。

- 作者: 片山杜秀
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/05/25
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 83回
- この商品を含むブログ (53件) を見る
だが、天皇にのみ大権の行使を許し、「権力の分散化・多元化」が図られた明治憲法下では、総動員体制の国家、ファシズムは未完で終わる他なかった。
結果、組織が組織のていをなさず、226を生んだ。東條英機の遺言にまで嘆き節が紛れ込んでいる。
本書にはここから玉砕の思想が生まれたという。ようは破れかぶれであり、死者が生者にとりついたと。
いずれにせよ、読んでみたい。