BSとPLだとやっぱり、BSのが大事だと思えるセンスが経営者には大切ではないか?
うちの社長に読ませたい100文字でわかる会計 (ベスト新書)
- 作者: 林總
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2007/07/19
- メディア: 新書
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一般に会計の本って貸し方、借り方から始まり、振り替え伝票やら、費用科目の話しから入る。本書は、いかに「よい会社」を作るかの豆知識があふれている。経理理念の大切さから始まる会計の本なんってあっただろうか?
常々、売上げから始まって、費用、減価償却など、PLの方を日々の経営の中では重視してしまいがちだ。しかし、お金をそれなりにかければそれなりの利益は生む。ROAとROEが結構大切だし、儲かる筋肉質の会社になっているかどうかは、BSをみないと分からない。
従って、経営者たるものBSをどのような姿にもっていくのか、自己資本比率はどこまで持って行くのか、借り入れをどれだけ減らすのか、戦略的な投資はどこまで資産の中でどこまですべきなのかというビジョンが必要だ。
この辺の感覚を社員と共有できる社長がよい社長への第一歩だと私は信じる。ま、それだけで社長ができるほど世の中甘くないけどね。