これは本当に良書。著者の実践体験からかなり具体的な方策、不動産資産価値の見通しを書いている。
- 作者: 相馬耕三
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2014/03/21
- メディア: 新書
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著者の相馬さんのご経歴をみると、内外にわかる不動産活用の経験をつまれていることがよくわかる。
・昭和42年3月 慶応義塾大学法学部法律学科卒業
・昭和42年4月 三菱信託銀行入社
本店不動産部配属後、不動産仲介・鑑定・開発・
各種コンサルティング業務を担当
米国ロスアンゼルス支店融資課長、次長を歴任
本店 国際不動産コンサルティング業務担当部長等歴任
・平成3年4月 米国三菱信託銀行(ニューヨーク)会長兼社長に就任
・平成7年5月 三菱信託銀行円満退社
・平成7年6月 英国系国際不動産コンサルティング会社
日本ナイトフランク株式会社代表取締役社長に就任
・平成9年4月 全額出資による
東京アーバンコンサルティング株式会社を設立
代表取締役に就任、現在に至る
不動産の類書では、せいぜい国内の税制、都市計画、経済見通しから不動産資産価値を議論するケースがおおい。相馬さんの書きぶりを読んでいると、日本の不動産も世界標準、世界経済にこれから連動していくのだという気がしてくる。
なにより、かなり大胆な不動産資産の組み替えを提案していらっしゃる。そして、高齢者のクライアントへの対応の経験を書いていらっしゃるので、本書の活用事例には70代、80代の方の共鳴を得やすいのではないだろうか?
不動産で悩んでいる高齢者オーナーは必読。