HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

公教育の教師国歌起立斉唱についてのアンケート結果

500に届く前に締め切られてしまった。はてなでのアンケートはあまりに母集団が偏っている上に、サンプルが500にもとどかないので統計的妥当性は期待できない。それでも、一定の傾向は示していると感じる。



公教育で教師が生徒の模範となるため国歌の起立斉唱を求められて.. - 人力検索はてな

有効回答152。うち、「起立斉唱しろという職務命令自体がまちがっている。」、「職員は職務命令の違憲訴訟を起こすべきだ。」、「その他」を併せて2割。いきすぎはあると想っていても、8割の人は教師の国歌起立斉唱を是としている。

国歌起立斉唱に関する主張全体をひとつの市場としてとらえれば、2割前後の市場占有率とはどのような意味を持つのか?

シェア:19.3%  上位目標値

ドングリの背比べ状態の中で上位グループに入れる。弱者の中の強者。

ランチェスターの法則 ランチェスター戦略とは(理論)

全体に対して影響は持ちうるが、主流にはなりえないというシェアだと考える。

ここのところ、これまで接したことのないブログ界隈の方々と言葉を交わす機会があった。

大変、勉強になった。主流、反主流あるいはテーゼ、アンチテーゼという言葉が適切か判断に迷うが、弾さんの言葉に打たれた。

理念の共有を強要し、理念に異を唱える成員を排除する組織はまさにそのことによって衰退する。「理念に異を唱えることを許す」という理念を多くの組織が組み込んでいる理由がそこにある<@hidekih 理念を共有しない成員は、排除されるのが常ではないでしょうか?

https://twitter.com/#!/dankogai/status/185196900092350464

リアルでの立場上、いかに組織をまとめ上げ、ひとつの方向に向かせるかを考え続け、行動し続けてきた。私のリアルの役割は、小さな組織から、地域まで理念をまとめ、大きな運動につくりあげていく方向しかない。批判勢力にはなれない。ただし、弾さんがおっしゃるように常に「理念に異を唱えることを許す」態度が必要なのだと理解できた。

国家への批判はなされるべきだ。国家はほっておくとすぐに硬直し、重くなる。

正直、「吉里吉里人」もストーリー展開はかなりユーモラスに語られていたのだが、ラストまできていきなりの国家の介入のシーンに衝撃を覚えた。

吉里吉里人と地方分権: HPO:個人的な意見 ココログ版

おかげで、リアルの立場で、国家を重くする発言をするのは、リーダーとしての逃げだ、自分の組織のアンカーに国家を出すのは、自分の力のなさだ、と。それは自覚できた。

それでも、それでも、決定されたこと、憲法のような根本的な方針に対しては、方向性をひとつにすべきだ想う。特に国難と後生から言われても仕方のない時期には。