男も女も、医者も土建屋も掃除夫も、立場に応じた社会的実践知をもっている。一人かけてもいまと同じ社会にはならない。独裁者やテクノクラートが計画することができない社会を一人ひとりが動かしている。
このことがたまらなく大切でいとおしく思える。
しかも、貨幣や愛情や嗜好を交換手段として一人ひとりの社会知を交換可能だという。なんとすばらしいことだろう。
知識は早かれ遅かれ伝播していく。共有知、入会知となった社会知が一人ひとりを豊かにする。「フリー!」が話題になったが伝播しても減らない知識はなるたけ早く伝播させた方がいい。良知であればなおのこと。
- 作者: クリス・アンダーソン,小林弘人,高橋則明
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2009/11/21
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もしこのリアルな日常を地球圏、生命圏、生活圏、知識情報圏とレイヤーにわけて見てみれば、上位のレイヤーであるほどべき分布の指数は大きくなると予測される。凝縮の物理的制約から離れれば離れるほどハブが産まれやすい。
「データリンク層」(レイヤ2)、「インターネット層」(レイヤ3)は、簡単にいうとネットワーク機器を特定... - sinkin' in the rain
情報が自律的に進化しはじめる予兆。