相変わらず読書がすすまない。「銃・病原菌・鉄」も第二章が読み終わったところ。第二章は、ポリネシア=マオリの島々の話が書いてあった。太平洋の無数の島々における環境の違いによる人口の密度による分化の例として取り上げられている。ちょうどダーウィンフィンチのように、島の環境によって人々の生活が変わるという話しだ。
- 作者: ジャレドダイアモンド,倉骨彰
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2000/10/02
- メディア: 単行本
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本書には直接でてこないが、ポリネシアの文化圏であるハワイの神々の姿を某所で見た。
まず、「真夜中のダンサー」コロ神。
しがみついているのが精一杯のヌゲンデイ神。おもわず共感してしまった。
そして、きわめつきがペレ神。
「あまりにも美しく、出会う全ての男を魅了してしまう」
火の女神ペレ | ハワイの神話と伝説
「あまりにも身勝手で、思い通りにならないと
すぐに火山の怒りを爆発させる」
「あまりにも負けず嫌いで、強い相手にもひるまず、
弱い相手にも容赦しない」
なんとはなしに、ポリネシアに親しみを感じている。自分の前世はポリネシアの島のどこかであったと思っている。
そうそう、写真は撮れなかったが、ポリネシアの人々が「マウイ」というマウイ神もいるそうだ。
実はマウイの神話はハワイに限った話ではなく、ポリネシア中に「トリックスター」マウイの伝説が残っています。
英雄マウイ | ハワイの神話と伝説
やはり、語られた神話には元型(archtpe)という言葉ではすませられないなにかがある。島々をめぐる生態系的なあらそいの結果だとしても、なんと豊かな物語群なのだろうかと感嘆せざるを得ない。