HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

15分で読む「貨幣の複雑性」

リフレや地域通貨、あるいはブラックスワンが普通に話題になる今日、改めて、安冨先生の考えを思う。

貨幣の複雑性―生成と崩壊の理論

貨幣の複雑性―生成と崩壊の理論

はるか過去に「べき乗則とネット信頼通貨」の勉強会のためにレジュメをつくった。改めてさらしたい。

















(時間と主体の行った意思決定の相互作用という)この問題意識に基づき考察され、シミュレーションが作られて得られた結果が、貨幣の生成と崩壊だ。筆者は、自分で生産した財と財との交換を行う主体(エージェント)のごく簡単で納得性のあるルールに基づくシミュレーションを行い、主体の「財」の中から「貨幣」の地位を占める特定の「財」が(連続する交換により)生じ、一定期間その地位にとどまり、その後その位置を失うことを示した。シミュレーションの結果を示すグラフを私なりに読み解けば、「麗しい澤の形成」というか、次第次第にべき分布的に、相転移的に、特定の財のみが公開の媒体となる「リンク」(のハブ)が形成されていくように思われる。