HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

国債を持っているのは誰なんだろう?

国が借金をいっぱい抱えているから大変なのか?経済学はとんとうといので、よくわからない。

国や地方公共団体がいま現在抱えている借金なんて、相続税でもなんでも税率をあげて、一方でほんの少し徳政令でも出せば、相殺可能であろう。どうせ、相殺するほどの「円」ベースのお金を持っているのは、すでに墓場に片足をつっこんでいる老人ばかりだ。

高まるインフレ気運、減速するお金、群れを分ける法律言語 - HPO:機密日誌

実際国債という国に対する債権者をたどっていけば、金融機関や、年金のファンドなどの形をとって70歳以上の老人たちにとどりつくのではないだろうか?

仮説を検証したい。

現在の発行残高は2006年(平成18年)3月末現在に於いて670兆5794億円である(日本の財政赤字は約1200兆円)。

国債 - Wikipedia

へぇ、国債財政赤字額の半分にすぎないんだ?ぢゃあ、残りはどういう形で「借金」しているのだろう?

個人で変える国債はごく一部にしぎないのはわかる。

あった、あった。

日銀の資金循環統計によると、昨年末現在、国債の保有比率は、日本郵政公社を含む政府などが40・8%、民間の金融機関が32・8%に達しているが、海外は4・3%だ。アメリカの42・8%(昨年末)、イギリスの12・2%(2002年3月末)に比べて低い。


もうすこし詳しい資料を発見。

グーグルドックにしてみる。

「一般政府」って政府の中で持ち合っているということ?金庫株見たいなもの?

「金融仲介機関」って主に証券会社なんだろうな。

「民間非営利団体」ってのは学校とからしい?

  742:健康相談施設
  751:社会保険事業団体
  753:児童福祉事業
  754:老人福祉・介護事業(訪問介護事業を除く)
      ただし、7542(介護老人保健施設)は対象外
  755:障害者福祉事業
  759:その他の社会保険社会福祉・介護事業(訪問介護事業を含む)
  771:社会教育
  792:事業協同組合(他に分類されないもの)
  911:経済団体
  912:労働団体
  913:学術・文化団体
  919:他に分類されない非営利的団体
  92 :宗教
  931:集会場

404 Not Found - 内閣府

冷静に考えてみると、「家計」と「非金融法人企業」と「対家計民間非営利団体」と「海外」を足しても8.8%にしかならない。これをもって、かりに政府がデフォルトを起こしても、金融機関のほとんどが消えるだけで、一般の個人や企業への影響はすくないといっていいのだろうか?もちろん再資金調達ができなくなるから、政府の活動は極度に縮小されて生活に支障をきたすのは事実だろうけれども。なんというか、日本の政府の財政赤字ってお仲間内でもってらっしゃるんじゃないですか?と言いたくなるような構造な気がする。

■追記

ナイスな質問。

しかし野原に道路を作っても、将来の税金は増えません。だから本来は儲かる産業にばらまかないといけないわけです。

日本の借金についての議論をネットで見る時、必ずといっていいほ.. - 人力検索はてな

借金しても、それ以上に収益をあげられるなら、やった方がいいじゃんということで、企業は借入をする。同様にしてどのような国にすればみんな幸せで生産性があがって、国としていま借金しても明日があるからいいじゃん!ということになるわけだと。

なるほど。