HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

ブルンバーグ?

ブルームバーグ」と一般には言われているあれだよね。なんで望月さんはわざわざ「ブルンバーグ」としたのだろうか?

p.260

グーグルさまもこうおっしゃっている。

ま、それはどうでもいい。

とりあえず11章まで読み終わった。そして、デイヴィッド・マーの名前を見た時に、なぜ私が非線形とか、タレブと興味の方向を同じくしているのか理解した。学生時代、心理学専攻で勉強を始めた時にあまりの非合理さにうちのめされたからだ。その非合理さは研究態度にあるものだと思い、別の道に私は進み始めたのだが、それは現在の経済学と同じように人間というヒューリスティックというか、合理と非合理のはざまにいる存在に、無理やりに物理学の分子と同じ行動を期待するという非合理から発していたことがいまならわかる。

その失望はやはり私の中にあり、そして、04年からブログを始めて私の中で発芽し、実ることなく枯れていきつつある。タレブも、たぶん癌なりの病気を抱えて、失望を自分の中に持っていると私は思う。いや、他人のことはわからないし、口にすべきではないのだろう。

ここまで来て、真剣に安冨歩先生が本書を読んでどのような感想を持つか知りたい願い始めている。