HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

憲法って経営計画なんだ

いや、ま、そう感じたというだけなんだけどね。

昔は君主が、今は「国」と言われる抽象的とも具体的ともいえない存在が、従業員とか臣民とか言われる国民とか、ステークホルダーとか関係者とか言われる他の国々に対して、うちの国は「こういう国(会社)なんだから、こういうことはするけど、こういうことはしないよ」と約束するためにあるわけだ。この意味で、憲法って全く会社の経営計画なんだな、と。

んで、そういう発想からすると抽象的で、民主主義の成果だけを盛り込むだけでなくて、「公務員はこうでなきゃ」とか「政治家ってさぁ、やっぱり誠がないと」とか、行動レベルなんだけど東洋文化の中では超高度に抽象化された理念とか入っていたっていいぢゃないか!と叫びたくなる。

第十五条 私利・私欲に背を向け公の利益に向かうことこそ、貴族・官吏の道である。おおよそ人に私心があるときにはかならず人を恨むものであり、恨みを抱けば共同できない。共同しなければ、私心で公務を妨げることになる。恨みが起これば、制度に違犯し、法をしんがいすることになる。それゆえに最初の章で、上下和らぎ協力せよ、と言ったのである。それもまた、この心を述べたのである。

http://www4.kcn.ne.jp/~jokyouji/shoutoku.htm