HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

国家ってなんなのだろう?

「個々人の性的関係に国家・教会が介入したヨーロッパの事例は極めて大きな実験として意味を持つものである。」

it1127の日記 : 記憶の断片

「自然世界との呪術的関係を断ち切る事によって西欧における個人は成立したのである。」

it1127の日記 : 記憶の断片

なんかこの前読んだ本に、進化の過程で他者を食べる「肉食」の生物が現れたことが先カンブリア期の多様性の爆発のひきがねをひいたという仮説があるという話が出ていた。人も同じく、人を統治する人の存在が一気に社会を複雑にしたといえるのかもしれない。逆アナーキズムというか、国は人々のためにあるのではなく、統治者のためにあるのだという結論が引き出せそうで恐い。

ダーウィン以来―進化論への招待 (ハヤカワ文庫NF)

ダーウィン以来―進化論への招待 (ハヤカワ文庫NF)