HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

政府の電子化

どうも携帯からの思いつき投稿だと誤字脱字多し。

チープ革命とやらが政府にまで及んだらいったいどうなるのだろうという妄想にとらわれて久しい。

考えてみれば、政府支出がどんどん小さくなればなるほど、あたりまえだが赤字が減るわけだ。現実経済のコントロールにおいて政府が積極財政をしようがしまいが大勢に影響がなさげだということを見事にこの「失われた10数年」は証明した。ホットマネーというお金が集まるかどうかによってのみ、経済が成長したげに見えるということは、中国経済においても、日本の地価とGDPの成長率においても確かなことらしい。

だとすれば、グーグルが「世界政府あるとすればその機能に必要なアプリケーションは全てつくる」(だっけ?)くらいの意気込みで、誰か「日本政府があるとすればその機能に必要なアプリケーションはすべてつくる」やつが出て来てもよいのではないだろうか?すべてはイベントドリブンでもいけそうな気がする。グーグルが検索で世界をひとつの尺度の上に見事に置きつつあるように、住民が自分で必要な申請やら、意思決定への投げかけやら、アピールやら、予算つけやら、業者への発注やらを実行できるようなアプリケーションがあればいいわけだ。例の法律をXML化する議論ともつながるのかもしれない。実は、いまのお役人体性でやっている仕事も、もうすこし住民側のITリテラシーが高まれば、実は十分にネットの上だけで完結できることというのはあるのではないだろうか?印鑑の代わりのネット上の認証、税金の申請から申告、払い込み、といった日常の業務はもちろん、近隣で掃除をしなければならないのなら、予算をネット上の運動で獲得して、業者に依頼するとか、あるいは近隣のボランティアを呼びかけるとかだってネットでできそうな気がする。高齢化、障害などによりネットが使えないと言うのであれば、ソーシャルワーカーや、成人後見人のネットワーク版だってできそうだ。セキュリティーだって、すでにNシステムやら、該当の監視カメラなどがはびこっているから、その辺ちょっとネットにつないでやれば相互監視するだろうし、どこかのSF小説にあったように高齢者の役割として、カメラを頭につないでネットにブロードキャストしたまま散歩させたり、過激な若年者を見張らせたりすることをわりふってもいい。

ガイア―母なる地球〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

ガイア―母なる地球〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

なんかトンデモくさい話ではありすぎるが、案外日本がこの膨大が借金大国から抜け出す方法はこれしかないような気がしてきた。