HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「ヘルメスの翼のもとに」

大変、面白かった。

ヘルメスの翼のもとに (ボニータコミックス)

ヘルメスの翼のもとに (ボニータコミックス)

Amazon.co.jp: ヘルメスの翼のもとに (ボニータコミックス): ねもと 章子: 本

第二次世界大戦の下で「手紙」がもたらす喜び、悲しみ。ヒロインのジャンヌのゆれうごくこころ。大変、興味深かった。

個人的には、「ポストマン」の原作の方を思い出した。

ポストマン (ハヤカワ文庫SF)

ポストマン (ハヤカワ文庫SF)


ええい、やっぱり書いておこう。

先日たまたま出張で新幹線に乗った。その時、おとなりに座られた方がおもむろにMacPowerBookをとりだされた。おもわず、「お、お仲間だ」と想い、私が窓側だったので、コンセントをつないでさしあげた。よくよくお聞きすると、同じ千葉県の銚子のご出身で、ジャズミュージシャンの菊地成孔さんをよくご存知だというので話しが弾んだ。

で、そのPowerBookの方がなんとこの「ヘルメスの翼のもとに」を書かれたねもとさんだったと。

本書はかなりに史実に基づいている。そして、その「史実」を集めるためにねもとさんは相当にご苦労されたのだそうだ。当時、ネットがこんなに発達していなかったので、図書館に通い詰め。コピーをとるにも制限がいろいろあったのだそうだ。

このシリーズは全三冊なのだそうで、あと2冊がとても楽しみ。

ヘルメスの紋章の秘密 (ボニータコミックス)

ヘルメスの紋章の秘密 (ボニータコミックス)

地上より永遠に (ボニータコミックス)

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