HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

仕事で使う英語

留学して帰ってきて以来、仕事で英語を使ったことはない。少なくとも報酬につながる仕事はしていない。米国留学当時は、結構通訳だの、旅行代理店の手伝いなどしたように思う。当時、"Co Op"と呼ばれていたと思うのだが、インターンシップをやっていくらかもらった。米国のいわゆる2x4住宅の輸出(日本から言えば輸入住宅)のプロジェクトにもかかわった。自動車産業のニュースレターの会社のマーケティングも半ば課題、半ばバイトでやった。ある日本の組織の出先事務所の手伝いもやった。いくらか、奨学金ももらったし、GPAの優等生だけが表彰されるAlpha-Kappa-PieだかなんだかのFraternityに形だけ入れた。

しかし、日本に帰ってきた英語を仕事で使ったことはない。そもそも、日本にいて米国のMBAを取ったことが評価されたことがない。もう二十数年。そういえば、当時米国の幼稚園にいれて、「お前より英語がうまい」と言われていた当時2歳だった子供も、帰国して日本の幼稚園に入れたとたんに一切英語はしゃべらなくなった。もうおとなになった本人に覚えているか聞いたら、断片的な記憶はあるらしい。しかし、英語のモードでは考えなくなった。

で、今回始めて英語を仕事で使うことになりそう。数時間、英語でミーティングをしたのだが、全く(とは言い過ぎかな)問題なかった。かなり先様には評価されたらしい。英語ネイティブでなくて、仕事で使う英語の使い手の方だったのがちょうどよかったのかもしれない。現実化するにはかなり時間がかかるのではないかと思うが、楽しみにすすめていきたい仕事になりそうだ。