本書を読んでそうだったのかと知ったことがたくさんあった。
- 作者: ロバート・D・エルドリッヂ
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2016/04/16
- メディア: 新書
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- サンフランシスコ講和条約まで日本政府は沖縄を分離させない努力をしたこと。昭和帝も「メッセージ」を米国に送られた。米国は本来沖縄を自国の領土として組み入れることを画策していた。*3
- 在日米軍基地の74%が沖縄に集中しているはミスリード。「自衛隊が管理し米軍も使用する基地」を分母に入れると23%程度となる。まして、1996年のSACO合意が実施されていれば42%にまで下がる。沖縄の基地を減らす努力に反対しているのが「平和活動家」や、沖縄の政治家、メディア。
- 米軍構成員による犯罪は沖縄の犯罪率の平均を圧倒的に下回る。人口の3%を構成するのに対し、犯罪のうち0.7%を締めるに過ぎない。*4
- オスプレイはその速度と航続距離、垂直離着陸性能を生かしてフィリピンの台風、ネパール大地震でも人道的活動に役立っている。平和活動家達は、普天間基地の妨害をすることで、人道的な活動をも阻害していることに気づかないのだろうか?
- 沖縄では選挙違反が多い。全国からの「活動家」があつまってくる、選挙の度に住民票を移動する、公職者が公然と選挙応援をする、メディアもそれを賞賛することが日常茶飯事。
- 沖縄では抗議活動に参加する人達に弁当代、日当が支給されているという観測がある。*5
先日、沖縄反対派のあまりに暴力的な行動の動画を見た。それがどれだったか思い出せない。ルドリッヂ氏も基地隊員の名誉を守るため、「平和活動家」の基地内部からの動画を公開して海兵隊での職を失うことになったと書いている。その当該の動画は見つけられなかった。検索してあんまりだと想う動画がたくさんあった。あんまりなのはこの動画。
他にも「平和活動家」自身があげていらっしゃる動画も、どうみても挑発、犯罪行為を繰り返すもの。平和活動家こそ、平和に活動をすべきではないだろうか?
それにしても、こうした活動を改めて勉強させていただくと、日本各地の「反対運動」、「平和活動」はみな根っこが同じなのだと考えざるを得ない。上の動画のもみあいの状態は私が子供の頃に見た機動隊と過激派の対立の現場そのものだ。
#誰が沖縄を殺すのか の普天間移転問題の件を読んでて、成田空港反対運動との相似性を感じた。結局、空軍を持たなかった中共が未だに日本の航空戦力への恐怖を募らせてあるだけなのだろう。確かに戦後一貫している。 https://t.co/e14xababQ2
— ひでき (@hidekih) 2017年12月4日
「日本は負け犬だ」と主張を本ブログで繰り返してきたが、沖縄においても同じなのだろう。正論がテロに屈しているのだ。
*1:確かにこれは平和の礎に立ったときに、直感的にそう思った。 沖縄観光 - HPO機密日誌
*2:ちなみに、沖縄戦の最高指揮官、バックナー中将も沖縄で戦死している。 「太平洋戦争末期の沖縄戦において連合軍最高指揮官たる中将として従軍・戦死。彼は第二次世界大戦中のアメリカ軍において、敵軍の攻撃によって戦死した者の中で最高位の階級を持つ軍人である[1]。」サイモン・B・バックナー・ジュニア - Wikipedia
*3:確かに手元の「寺崎英成御用掛日記」に昭和22年9月19日に以下のような記述があるflic.kr
*4:ちなみに、沖縄県の人口当たりの殺人件数は決して少ないとは言えない。 人口100万人あたりの殺人の認知件数の都道府県ランキング - 都道府県格付研究所
*5:これは別の反対運動でも同じことを見聞きしている。根っこは一緒なのだと実感する。 バイトで雇って集会やってるそうだ。 - HPO機密日誌
*6:まして基地があることが分かってて建てられた普天間第二小学校の移転が国会でも討議されているにもかかわらず30年以上移転がならないことは、沖縄の人々は子供たちを「人間の盾」として使っていると非難されても否定できないのではないだろうか?https://goo.gl/maps/TYT1X7cejhx